臨機応変な気遣いを押さえておこう

社会人としてのマナーは、一度身につけてしまえば決して難しいものではない。臨機応変な気遣いができるかどうかで相手に与える印象は大きく変わるため、基本となる振る舞いは確実に押さえておきたい。ここでは、日常業務で心がけたいマナーをいくつか紹介する。

たとえば、電話対応ひとつにも工夫の余地がある。電波の状態が悪く相手の声が聞こえないとき、無言で切ってしまうのは避けなければならない。もしかすると相手側にはこちらの声が届いている可能性もあるからだ。「お電話が遠いようなので一度失礼いたします」と一言添えるだけで相手への配慮が伝わり、印象はぐっと良くなる。

また、頼まれた仕事にプラスアルファの工夫を添えられる人も、周囲から高く評価される。頻繁に行う業務であれば、マニュアルを作成して効率化を図るなど、その先の利益を見据えて動きたいところだ。自分だけでなく、周囲の仲間や会社全体にとってのメリットを考えられる人は、組織にとって欠かせない存在になれる。

そして日常的な関わりにおいては、常に相手に関心を持ち、丁寧に接することを意識したい。会話の中から相手の好みを把握して差し入れを選んだり、季節の変わり目のメールに「ご自愛ください」と一言添えたりする…そんなさりげない気遣いが相手の心を掴み、結果として強固な信頼関係へとつながっていくからだ。

ここで紹介したマナーは、決して形式を重んじただけの儀式ではない。これらの行為の本質は、相手に敬意を払い、思いやる気持ちであることを忘れてはならない。